【従業員インタビュー①】「インフラを支える誇り」――鉄道電気工事を担う8年目・島寛之さんの技術と情熱

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鉄道を支える電気工事という、私たちの身近なインフラを担う株式会社テック・ネット。そこで作業責任者を務める島寛之さんに、社内の雰囲気や働き方、そして会社の未来についてお話を伺いました。普段あまり耳にしない現場のリアルや、社員同士のあたたかなチームワーク、さらには業界トップを目指す熱い想いなど、さまざまな視点から深堀りしています。次の世代を見据えた取り組みや、日常生活に直結するやりがいの話も必見です。それでは、早速インタビューをはじめましょう。





【① 社風・文化について】


――友人や家族に話したくなるような「社風」や「文化」を教えてください。

島さん:「皆が同じ方向を向いて力を発揮するところですね。社内には自然とチームワークが生まれていて、誰かが困っているとすぐ声を掛け合うんです。」



――なるほど、社内で一体感があると聞くと、こちらも心強い気持ちになります。社長の口癖はなんですか? 大切にしている考えや信念があれば教えてください。

島さん:「社長は“感謝の心”を大切にしています。なにかあるたびに『感謝の心を忘れないように』と声を掛けてくれるんです。」



――“感謝の心”を常に意識するというのは素敵ですね。そこから生まれるチームワークも魅力だと思います。会社の夢や目標はなんでしょうか。

島さん:「グループ会社まで発展させることです。今後は社内にとどまらず、もっと大きな仕組みを作って、いろんな人が活躍できる場を広げたいみたいですね。」



――グループ会社まで発展するという将来像を聞くと、会社としての歴史や節目も気になります。よく話題になる歴史やターニングポイントがあれば教えてください。

島さん:「よく出てくる話は、袴田くんが入社したことですね。入社当初から積極的に動いてくれた人で、その影響で社内の動き方がガラッと変わったんです。」



――袴田さんの活躍が社内の動きを変えたとは面白いですね。もし社会科見学で子どもたちが来社したら、どんな会社の“魅力”を伝えたいですか。

島さん:「鉄道の電気を作ってる、というところだと思います。普段当たり前に使っている電車を支える仕事なので、子どもたちにも“身近なところで役に立っている”と感じてもらえるんじゃないでしょうか。」




【②働く環境・待遇】


――これは助かるなぁと思う、会社の制度や待遇があれば教えてください。

質問者:作業に関して実務的なフォローがあるのは心強い印象がありますが、具体的にはどんな制度や待遇が挙げられますか。

島さん:「自社の置き場があって、そこで作業の練習ができることですね。現場に行く前にじっくりシミュレーションできるので、とても助かっています。」



――置き場で練習しておけば安心して仕事に臨めそうですね。職場の雰囲気はどのような感じでしょうか?

島さん:「和気藹々とした雰囲気ですよ。最初はちょっとピリピリしてるのかと思ってたんですが、実際はすぐに打ち解けられました。」



――和やかな雰囲気で仕事ができるのは素敵です。最近、話題になった社内だけの面白いエピソードがあれば教えてください。

島さん:「特に無かったような気がしますね。みんな淡々と作業している感じなので、そこまで派手な話題は出ませんでした。」



――確かに大きな事件がないのも平和でいいですよね。ところで社内でムードメーカーと言われている方は、どんな方なのでしょうか。

島さん:「変電部門の作業責任者ですね。職人的な技術を持っているんですけど、みんなを盛り上げるのも上手で、頼れる存在なんです。」



――頼もしい方がいると、その人を中心に自然と雰囲気も良くなりそうです。入社前と入社後で感じたギャップはありましたか。

島さん:「殺伐としてるかと勝手に思ってたんですけど、実際は和気藹々としてました。想像よりもずっと話しやすい環境で、驚きましたね。」



――なるほど、意外なほどフランクな職場だったのですね。どんな後輩が来たらうれしいと思いますか。

島さん:「辞めない子が一番ありがたいですね。仕事を通じて技術を身につけながら、長くいてくれる人に育ってほしいです。」



――腰を据えて頑張ってくれる人がいると、会社も助かりますよね。社内で一番、趣味に熱い人はご存じですか。

島さん:「筋トレにハマっている人がいます。休みの日でもジムに通って、身体づくりに力を入れてるそうですよ。」



――すごい熱量ですね。普段の休憩時間や休日の過ごし方で、面白いエピソードはありますか。

島さん:「特にそういった話は聞かないですね。仕事が終わったら、みんなそれぞれの時間を過ごす感じです。」




【③仕事のやりがい・役割】


――仕事のスケジュールを教えてください。(1日単位・1週間単位・プロジェクト単位)

質問者:毎日の流れが気になるのですが、具体的にはどんなタイムスケジュールで作業をされているのでしょうか。

島さん:「朝は8時30分に作業を開始して、17時00分に作業を終了するという流れが基本ですね。時間が決まっていると集中力も高まって、メリハリを持って仕事ができるんです。」



――8時30分から17時までとなると、確かに一定のリズムを作りやすいですね。では、この仕事で「社会の役に立っている」と実感するのはどんな瞬間でしょうか。

島さん:「電車が動いてるときですね。鉄道の電気を扱っているので、運行が滞りなく続いているのを見ると『自分たちが支えているんだ』と実感できるんです。」



――日常の移動手段が問題なく動いているのを見ると、誇りに思えそうです。入社してからご自身が成長した、あるいは変化したと感じる部分があれば教えてください。

島さん:「できる作業が増えたことですね。最初はわからなかった技術や知識が、今では当たり前に扱えるようになったのは大きな変化だと感じています。」



――スキルの幅が広がると、自信にもつながりますよね。ところで、これは業界外の人は知らないだろうと思う独特の文化や業界用語があれば教えてください。

島さん:「“アンド、ナンド”という言い方があるんです。自分たちには馴染んでいるんですが、初めて聞いた人は『何それ?』って驚くかもしれません。」



――確かに独特ですね。意味を聞かないとピンとこないと思います。お仕事をするうえで“これだけは”という信念や大切にしていることは何でしょうか。

島さん:「“品質の確保”です。鉄道に関する仕事なので、ミスが許されない場面が多いです。だからこそ常にクオリティを維持する意識は忘れないようにしています。」



――安全性や品質は鉄道における重要な要素ですね。最後に、印象に残っている顧客とのやりとりや仕事を教えてください。

島さん:「“毎日残業”するときがあったんです。大きな案件でどうしても納期が間に合わなくて。でも最終的に完了した時はお客様にすごく感謝されましたし、そのときの達成感は格別でしたね。」




【④エピソード・裏話】


――輝いている上司や面白い上司の武勇伝を教えてください。

質問者:前の質問で仕事の達成感について伺いましたが、上司や先輩にも“熱い”方はいらっしゃいますか。

島さん:「常務取締役が挙げられますね。現場だけでなく経営面でも先頭に立ってくれて、“やる時はやる、抜く時は抜く”という姿勢を体現しているんです。そのメリハリがあるからこそ、社内の士気が上がるんだと思います。」



――そのメリハリは社内に良い刺激を与えそうです。ところで、カミナリが落ちた!と思うほど怒られたことってありますか。(自分以外でも構いません)

島さん:「みんながピリピリするような修羅場は、実はあまりないんです。ただ納期ギリギリで毎日残業したときに、常務取締役から“本気度”を問われて、一瞬“怒られるかも”と思ったことがあります。でもちゃんと踏ん張りきったので、最終的には“よくやった”と励まされました。」



――厳しい場面でも最後は評価してもらえたのですね。仕事で失敗した後、どう立ち直りましたか。

島さん:「失敗したときは、周りが声を掛けてくれるのが大きいです。やるべきことを再確認して、上司や先輩にフォローしてもらいながら進めると、自然と前向きになれますね。」



――周りの支えがあると乗り越えやすいですよね。最近困ったことや、不穏だと思う出来事はありましたか。

島さん:「“次の世代がいない”という点が悩みですね。若手の採用がなかなか進まなくて、このままだと先々困るんじゃないかって声はちらほら出ています。」



――後継者不足は大きなテーマかもしれませんね。これだけは知ってほしい!と思う自社のことを教えてください。

島さん:「業界トップを目指す意欲です。まだ道半ばですが、今の技術とチームワークをさらに高めて、しっかり実現していこうとしているところを知ってもらいたいですね。」



――向上心がある会社だと伝わります。もし家族や友人、恋人に自慢するとしたら、“仕事”のどんな部分を語りますか。

島さん:「『電車が動いてるのは俺たちがいるから』というところです。毎日の通勤やお出かけに欠かせない電車の裏側を支えているのが、自慢できるポイントですね。」




【⑤キャリアと成長】


――転職(応募)のキッカケや今の会社に興味を持った理由はなんですか。

質問者:前職から転職されるタイミングや、どうしてこちらの会社を選んだのかを教えてください。

島さん:「実はスカウトをもらったんです。これまでの経験を活かせるのかなと思い興味を持ちました。それに鉄道関連の仕事って、普段の生活に直結していて面白そうだと思ったんですよね。」



――スカウトがあったんですね。前職の退職理由や、入社してそれが解消されたかどうかも気になります。

島さん:「前職を辞めた一番の理由は“安定した収入”を求めていたからなんです。今の会社に入ってからは、その点はしっかり解消されました。」



――経営が安定しているのは大きいですね。入社して最初に「凄い」と思った会社の話や先輩はどんなところでしょうか。

島さん:「電車がきちんと動いているのを見たときですね。自分が携わっているからこそ、毎日当たり前に電車が走っていることの凄さを実感します。先輩たちは当然のように作業を進めていますが、その当たり前を支える姿が本当に格好いいと思いました。」



――鉄道が止まらずに走るという当たり前を支えるって、確かにすごいですよね。先輩や同僚に言われて「うれしかったひと言」があれば教えてください。

島さん:「“よくやった”と言われたときですね。納期が迫って大変な局面でも、最後までやりきったらきちんと評価してもらえて、本当にうれしかったんです。」



――そうした言葉があると、また頑張ろうという気持ちになりますよね。若い世代の方(次の世代)の活躍や奮闘はどのようなものがありますか。

島さん:「正直“次の世代がいない”のが課題なんです。若い人が少ないから、今いるメンバーで頑張り続けるしかない現状で。でも逆にいえば、新しく入ってきた後輩には伸びしろがたくさんあると思います。」



――次の世代の採用が進むと、さらに活気づきそうですね。最後に、今後の夢や目標があれば熱く語ってください。

島さん:「やっぱりグループ会社まで発展させること、そして業界トップを目指していきたいです。まだまだ道のりは長いですが、“感謝の心”とチームワークを大切にして、一歩ずつ実現していきたいと思っています。」




まとめ

ここまでお読みいただき、株式会社テック・ネットと島寛之さんが大切にしている“感謝の心”や、鉄道インフラを支える誇りを感じ取っていただけたのではないでしょうか。社員一人ひとりが高いモチベーションを持ち、それぞれの役割を果たすことで、社会に欠かせない鉄道が毎日動いています。若い世代の採用やグループ会社への展開など、今後もさらなる飛躍が楽しみな同社。島さんの言葉からは、技術力と人間性を両輪とする(株)テック・ネットの魅力が伝わってきました。これからの発展にも注目です。